純米@大吟醸

美しいと楽しい、旅と音楽と日々のこと。

旅の自然

55 & 115 ローレライとバッハラッハの思い出

ローレライは雪 バッハラッハの古城のユースホステル お城に泊まる ローレライは雪 ライン川沿いを電車で進んだ時の日記には「雪雪雪」と書かれている。スペインではタンクトップが欲しかったのに、ドイツは雪。すごい気候の変化だ。そんな寒空の下、この路…

49と101:ポルトガル行きの電車の思い出

モンパルナスから夜の旅 バイヨンヌ 激混み電車 ポルトガルの夜明け モンパルナスから夜の旅 モンパルナス 15:55 イルン 21:31リスボン 10:40 日記にはこう書かれている。ドイツやオランダに入る時に乗った夜行が楽しかったからだと思う。パリからTGVでスペ…

109:トレレボリの思い出

目覚めてそこは 電車ごとフェリーに乗る 甲板にぶち当たる波 初めての寝台車でも私は平気で爆睡し、快適な眠りから目を覚ました。だけどおかしい。電車は停止しているようで、車内もシーンとしている。みんな、まだ寝てるのか。 「どこだろう?なんだか車庫…

74:飛行機に落雷した思い出

衝撃と落下死を覚悟日本人の機長さん 人生で死を覚悟したことが二回ある。ひとつは東北大震災の時。そして、もうひとつは今回の話。 ある時、私は北米のどこか行きの飛行機に乗っていた。季節も連れのあるなしも忘れた。ただし、航空会社がかなりの確率でユ…

85:ナイアガラの滝の思い出

雨天じゃないのに霧雨ポンチョでずぶ濡れ新婚旅行のメッカ ナイアガラに着いて、すぐにレインウェアを羽織った。 ナイアガラの滝周辺は瀑布のしぶきが風に乗って霧雨になり、近くの道を歩いているだけで髪がしっとりとした。体感温度も低く、涼しいを通り越…

72:セドナの思い出

赤い岩ビッグサンダーマウンテンコーヒー ヨガやファッションの女性メディアがこぞって紹介する前だったと思う。 グランドキャニオンに行く途中、有名な場所だからとコーヒーを買うために寄ったくらいだった。だけど、近づくにつれて興奮してしまった。 ずっ…

73:グランドキャニオンの谷底の思い出

静寂谷底へ日本人ツアーガイド グランドキャニオンは広い。 お金を払う入場ゲートに着いただけではあの崖の気配すらない。国立公園という物は本当に広くて大きいから、甘くみると大変。グランドキャニオンの場合は少し進むと小さな駐車場があって崖を眺めら…

73:アリゾナで見た夕暮れの思い出

フェニックスからグランドキャニオンへサボテン、バッファロー、山火事の跡パタゴニアみたいな夜 アリゾナ州には“グランドキャニオンの州”というニックネームがあるのだけど、そこまで認識されていないように感じる。確か、日本人のグランドキャニオンへの行…

28:石打丸山スキー場の思い出

素敵な景色骨折した 石打丸山にはクマが出るのだろうか? このスキー場には昔よく行った。雪はベシャベシャハゲハゲガリガリなことが多いけど、とにかくアクセスがいいから。残念なことに、最近はスキーをそれほどしなくなってしまった。雪山が遠くなったの…

65:ポートランド国際空港の思い出

オレゴンから愛カフェラッテのマウントレーニア富士山より高いフッド山 オレゴン州にはまだ行ったことがない。 日本生まれ日本育ちの私がこの場所のことを知ったのは、たぶん八十年代半ばに放送されていた『オレゴンから愛』というテレビドラマの影響だと思…

94:モン=トロンブランの思い出

「つまらない観光地」湖と紅葉トロントから来たカナダ人のおばさま ローレンシャンのことを書くのにつづりや道の番号を調べていたら、「つまらない」「観光地」というレビューをたくさん見つけて悲しくなった。東京で言うとどこだろう?高尾山?銀座?ローレ…

97:ローレンシャンの紅葉の思い出

紅葉の森フォード車のテレビCMガソリン切れ ローレンシャンはモントリオールの北西にあるリゾート地。モン=トロンブラン、モントランブラン、カタカナ表記がどれだかわからないキレイな丘陵地帯にある。ここは紅葉がとても有名で、それを見たくて私も行った…

107:紅葉見頃な高台寺の思い出

お上手でない習字かぐや姫がいる照明そぞろ歩きの小道 お寺の方は習字が上手なイメージ。でも高台寺の前まで来て、全員ではないことを知った。しかもカレンダーの裏のような紙に書かれている。朱色の墨汁で書くところがセンスいいなぁ。そんな『紅葉見頃』の…

103:正伝永源院の思い出

たまたま前を歩いてた庭鑑賞のための間お座布団付きの縁側 まったくのノーマークだった。 庭が公開されている時期にたまたま前を通り、「この季節だけ限定公開しています」という看板に惹かれて中に入った。ちょっといい一般のお宅のようなシンプルな表門だ…

106:嵯峨野トロッコ列車と亀岡の思い出

トロッコ座れない翡翠色の川世界の亀岡とまさかの田んぼ道 いわゆるパック旅行をしたことがない。今でも未経験だけど、最近は観光地に行って観光客らしいことをするのが楽しかったりする。嵐山のトロッコに乗ったのもそんな理由でなんとなく。 楽しかった。 …

105:嵐山と天龍寺の思い出

渡月橋からの景色台風被害の跡天龍寺の池山茶花 京都といっても広く、嵐山は遠い。にも関わらず、たいてい日本の人は京都に行くたびに嵐山を訪れると思う。東京に住んでいる私ですら、日本橋より渡月橋の方を多く渡っていると思う。素晴らしい吸引力だ。 修…

104:紅葉に染まる清水寺の思い出

初めて紅葉の季節清水の舞台に立つ 京都は何度行ってもまた行きたくなる。 なぜか春と冬が多かったけど、秋真っ盛りの時に行ける機会があった。どこに行っても、なんとも言えない罪な美しさ。紅葉目当ての観光客で観光地客が行くところ全部が激混みではあっ…