純米@大吟醸

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28:石打丸山スキー場の思い出

  • 素敵な景色
  • 骨折した

 石打丸山にはクマが出るのだろうか?

 このスキー場には昔よく行った。雪はベシャベシャハゲハゲガリガリなことが多いけど、とにかくアクセスがいいから。残念なことに、最近はスキーをそれほどしなくなってしまった。雪山が遠くなったのとテニスをよくしているから。行ったとしても、ヨチヨチスキーを始めた甥っ子たちを捕獲する要員としてゲレンデに出没するくらい。

 私は雪山から雪景色を見るのが好き。思いどおりのシュプールを描いて滑っている時、自然と一体になれた気がするのが好き。スキーで得られる物はハイキングや山登りと似ているのに、不思議とそちらにはほぼ完全に興味がない。

 新潟のこの辺りのスキー場からは、みんな同じような風景が見える。新幹線か高速道路に沿った低い場所に街が広がってる感じ。逆に道路から見上げると、左右の山にスキー場が見えるのも好き。小さな粒にしか見えない人が滑る様子を見ながら「今日は混んでるね」とか言い合っていた。

 石打にはほんの子供の頃を最初に大人になってもずっと、いろんな人といろんな時に通った。だけど、この写真を撮った時のことは忘れられない。なぜかというと、人生でたった一回の骨折をした時から。

 この時は四日間くらいの日程で行ってたと思う。その初日のいつか、どこかに手をぶつけたらしく翌朝起きたら左手の親指が真っ黒になっていた。それはもう、ぶつけたバナナみたいに真っ黒。だけど私はこれが骨折だとは気づかず、打撲だと思って湿布を貼って残りの三日もちゃんと滑った。グローブが結構硬いし、痛いと思わなかったから。

 だけど、スキーから戻って一週間経っても鈍い痛みが引かなかった。なんでだろ?と整形外科に行ってレントゲンを撮ったら「折れてますよ」と診断された。

 折れていると言っても、少し欠けたくらいの微妙な骨折だった。そんなでもその場でギブスをつけられて帰ることに。何かに激突した訳ではなく、たぶん左に曲がる時か何かの時に斜面に左手をついただけ。そんなことで骨は折れるのだな、カルシウム摂取に気をつけようと、その時は思った。とても平和ボケ。

 これからこのブログでいくつかスキー場のことを書く予定だけど、思い返してみるとやっぱりスキーはすごく楽しい。ブランクがあってもまぁ普通に滑れるのも不思議。でもどうせなら、もっと上手く美しく滑りたいと思ってしまう。行ってみたいスキー場もいっぱい。なんてことを今また思った。

  JR SKI SKI!したい(古)

今日の場所は、Google My Map 大吟醸トラベル の28番。