純米@大吟醸

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106:嵯峨野トロッコ列車と亀岡の思い出

  • ロッコ座れない
  • 翡翠色の川
  • 世界の亀岡とまさかの田んぼ道

 いわゆるパック旅行をしたことがない。今でも未経験だけど、最近は観光地に行って観光客らしいことをするのが楽しかったりする。嵐山のトロッコに乗ったのもそんな理由でなんとなく。

 楽しかった。

 この列車は指定席制だったのではないかと思う。とにかく混んでいて座れなかった。開けられた窓からは真っ赤な紅葉が見えるのに。それが絵画みたいで最高に美しいのに。ベスポジをゲットできてたら、これの数倍楽しめていたんだろうな。もし乗るなら、万全な準備をしていくべきに限る。

 トロッコの車窓からは翡翠みたいな淡い色をした保津川が見えた。岩肌と山、染まった木々のバランスが良い。保津川下りを楽しむ方々も見えた。次はこれをしたい。と思ったけど、ライフジャケット着てる?どんな水辺でも着けていてほしいんだけど。

 乗車時間は思っていたより長く、変化に富んだ山谷川の景色をずっと楽しめた。途中で駅に停車したり、そこで乗り降りする人がいたのは予想外。沿線に住んでいる人がいるのかな?

 実は終着駅が亀岡市にあることを知らなかった。降ろされてビックリする私たち(笑)

 駅を出るとローカルな街並みが広がっていた。観光地で観光客らしいことをしていたつもりだったのに、いきなり普通の生活に引き戻された。それもあって帰りはトロッコで戻るのではなく、JRに乗ってみることに。近隣の駅までの道は普通の道、というか田んぼ道。見回すと、ところどころが紅葉した山が見える。なんとなく朗らかに感じる理由は、関東と違って京都の山は小さくて低いからかなと思うようになった。

 トロッコ駅からJR駅までの道は結構長くて、田んぼに沿って歩く本当の本当に何もない道だから注意。私たちは昼間で他にも結構な数の人が歩いていたからいいけど、暗くなってから歩くのは怖いと思う。観光客が通る場所なのに何のそれっぽさも演出していないところに、逆に根性あるなと感心した。

 思ってもいない亀岡着。亀岡といえばアクオスで有名な土地だし、ついでに来られて良かったかな。なんて、心をポジティブに保ってみることにする。

場所の詳細は、Google My Map 大吟醸トラベル の106番にて。