純米@大吟醸

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★勉強★『問題解決ができる!武器としてのデータ活用術』を読んだ

  • 自分の仕事と比較確認
  • 方策君
  • 論理的思考

 

問題解決ができる! 武器としてのデータ活用術 高校生・大学生・ビジネスパーソンのためのサバイバルスキル

 

 私は本は紙で読む人だ。仕事でPCに向かいっぱなしなので、パソコンを見ない時間がほしい。あと、物を覚えるにはなぜかページをめくった方が効率がいい。私の場合。

 高校生から読めるとされているとおり、内容は簡単だった。私は会社ではマーケティングを担当していて、論理的な思考とデータに基づくプランニングを評価されているタイプだ。なので、新しいことを学ぶというよりは、考えの流れが間違っていないことを確認し、ダメな例に頷くだけで終わることができた。そう、これはデータ云々よりも論理的に考えろよという本。

 出てきたダメな例は本当にあるあるだと思う。失礼だけど、自治体の例とかありがちだなと思った。いえいえ、私の会社でもしょっちゅうある。一応部下をもっているので彼らの仕事のチェックをしているが、どうしてこう支離滅裂なパワポを持ってくるのだろうとこっそり思っている。しかもページ数だけは異常に多い。彼らは著者が言うところの『方策君』だ。私の所にはジェンダー問わず存在するので『方策さん』と言おう。「ああ、だからなのか」と方策さんの頭の中を知ることができたのは良かった。

 私が論理的思考を評価されているのは、筋の通ったことが好きな性質だからに過ぎない。それに、筋が一本通っていないプランだと社内でプレゼンし、上層部から承認を取るのは大変だ。そういう同僚をずいぶんと見てきた。大きなプロジェクトだと別の分野の専門が何人か集まってひとつの企画書を作り上げるのだけど、筋が通っていないパートを書いた担当に言っても耳も貸さないもの。あっ、そうそう。私はもうひとつ、誰でも理解できるように伝えることが得意。企画書、指示書、SPツールなんでも。それもあって突っ込まれて困ることがない。

 この本は読んだ方がいい。私が仕事をしてきた経験からだけで言うと、日本の人は論理的な思考とデータによる裏付けが苦手で嫌いだと思う。それにマーケティングに限っては日本企業はもちろん外資企業の日本支社でも、論理的でデータを基にした物事より、根性論が重視されていると感じてる。「とりあえずやった感を出そう」とか。デジタル庁新設でなんでもアプリアプリ言ってるのと似ている。見当違い。なんてはっきり言うことはない。私も一介の日本人会社員なのでオブラートに包んで包んで接してる。こういうの本当はもったいないとも思ってます。

 私がこの本を読んだのは、コロナで時間があることもあって、もう少しデータのお勉強をしようと思ったから。かい摘むとアレなのでデータサイエンスをひととおり学んでみることにする。挑戦したい理由と自分に足りないことはわかっているのだけど、勉強していく内に変化しそうだからブログに書いていこうかなと思った。

 さぁさぁどうなることだろう。楽しみだ。