reGretGirl / ホワイトアウト
reGretGirl（リグレットガール）のホワイトアウトを聴いて、コーヒーを吹いた。
彼らのことは知らなかった。初めて聴いたのは、Spotifyのシャッフルおじさんが勝手に流したから。
初めは本当に何気なく、ぼんやり聴いていたのだ。ハリのあるいい声だな。ライブ会場でも通る声を出せそう。そんな感じ。そしたら、大変なことになった。
いつだって なかなか既読にならない
未読のままのLINEが不安で
君が少し会いたいって言うから
思わず飛び出した午後八時
恋の歌を歌っている。
こらえきれずかけてしまう電話
夜の高速道路
耳に飛び込んでくる震える声で
着く前に電話かけたらしい。何かあったら困る、けど大事なことだったら電話で話すことになってしまっていいの？
「私、好きな人ができたの」
ブー！
っと、ここでわたくし、コーヒーを噴き出した。
すでに泣いていた僕の頭の中は真っ白になって
あ、泣いた。
それでホワイトアウトなのか。
最近返事が遅いのは忙しいからではないし、思ってることは口に出した方がいいなんて当たり前。その後も聴き続けていると、どちらが女だったかと混乱する歌詞だった。すがりついて泣くなんて、しかも大きな声でなんて、泣かれた方が驚いてしまう。
歌詞を把握するたびに身悶えした。キモい！
さらに大変失礼な話だけど、曲を聴いて最初に思ったことは「モテなそう」だった。男性もホワイトアウトの歌詞みたいな考え方をしているんだろうか。気になったから、バンドのアー写も拝見した。イメージどおりでホッ。大阪のバンドなのは意外。
歌い方と声質が少しひと昔前っぽいのが雰囲気と合っていると思った。それで、女性の失恋話のような歌を歌うのだから、共感を覚える人もいるのかもね。
そういえば、バンド名もめんどくさい男感を醸し出している気がする。なぜリグレットガール？なぜ綴りがreGretGirl？普通にRegret Girl、Regret girl、regret girl、REGRET GIRLから選びたくなかったのかな。
小文字と大文字の使い方にあるこだわりって、本人たち以外はどうでもいい場合が多い。面倒や字面の美しさの観点からRegret Girlとされることも多そう。誤植多くなるし。でも、名前なんて所詮自己満足だからいいかな。
ミュージックビデオを観ていて、昔や海外の物とはだいぶ違うことに気づいた。バンドやる理由はモテたいからが多かった。モテてかわいい子と付き合いたい。そんな願望があるのか、ミュージックビデオにはかっこいい服と車が出てくることが多い。家もかな。ドラマなんかでよく見る。だけど、この曲のビデオにはこうした物のたったひとつも出てこなかった。
ライブを観てみたい。他の曲も聴いてみているのだけど、いろいろ好きなのがある。歌詞が好きなバンドと違うのが惹かれる理由。自分のテンポを狂わす男性を好きになってしまうのと似てるかな。
