月見だんごの思い出
今日はお月見ということで。
朝は雨が降っていたのに、今は晴れ間が出ている。夜は月を見られそうだなと思って、近所の和菓子屋さんでお月見だんごを買ってきた。
二段重ねのボックスにはつきたてのお餅ときな粉とみたらし、あんこのディップ付き。贅沢だな。お店には月見だんご目当てのお客さんが次々とやってきた。早く来ないと売り切れちゃう。
月見だんごなんてわざわざ食べたくなるのは、祖母のせい。この時期に祖母の家に行くと、手作りの月見だんごがあった。タレはみたらし一択で、おだんごの生地は固め。今売られている物より咀嚼が必要で、特別おいしくはなかった。
ただ、祖母は私たちが来ることを想定しておだんごを大量に作ってくれていて、よく絵に描かれるようにピラミッド型に積んで出してくれた。テーブルには他にも和洋折衷なご馳走が並んでいて、いとこ達とモリモリ食べたな。
皆で集まって月を見た記憶はない。だけど、楽しい記憶と共に家庭で作られた素朴なお月見だんごの味がたまに懐かしくなる。祖母はもう亡くなっていて、あの味は誰も教わっていない。うちの母親はダメなところが多いんだけど、ちゃんと教えてもらっておきなよと言葉にする気にはならなかった。
それもあって、近所にこういう和菓子屋さんがあって助かっている。もちろんプロ仕事だから、柔らかくてねっとりした歯ごたえが素晴らしい。イベントらしく、こんなスペシャルなボックスを作ってくれるのもうれしいな〜。
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コロナのおかげでまったくどこにも行けなくなり、やっぱり旅はいいなと思いました。動けるうちにいろいろ行き尽くさないと。気軽に旅行ができる日を夢見て、言った場所の思い出と行きたい場所のことを書いていきます。旅好きの方、地元の方、ぜひコメントください！
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