デブ化したTaylor Swiftに大拍手
ここ数年で一番驚いたことかもしれない。
少し見ない間にテイラー スウィフトが普通のおばさん体型になっていた。おばさん体型は失礼か。何歳になっても自分に厳しく節制をして、二十代のような体型を保つ人はたくさんいる。ただ、テイラーの場合は吹いてしまった。世界のトップモデルすら霞ませるルックスで、別れた男のことを曲に書いても許されていた彼女。あれはちょっと意地悪だったから。
そんなテイラーも三十歳が近くにつれて、普通の太さになっていった。上の動画を観た時は、その服を着るなら体を締めないとと思った。腕脚腹顔の全部がひどい。身長は180cm越えだったと思うけど、お姫様を地で行ってた彼女ががここまでブヨっとすると思っていなかったから、逆に清々しく見える。本人も体重が増えた自分を受け入れているのだから、誰かが批判したところで痛くもかゆくもないだろうし。
個人的に太った後のテイラーで好きなのは音楽。彼女の人気が爆発的になったのはルックスを活かしたポップソングだった訳だけど、ルックスを捨てた今の彼女は音楽でも原点回帰というかより素朴なものに心が傾いているように思う。歳による好みの変化もあるのだろうけど。
去年のForkloreと最新版のEvermoreがいい。
Forkloreを聴くきっかけは、Bon IverとのExileだった。昔だったらありえないコラボだと私は思う。でも、ボンにもテイラーにも共通して感じる田舎っぽさがうまくマッチしていた。あの曲好き。新作のEvermoreではThe Nationalとの曲がある。Nationalは私も大好きなバンド。だけどテイラーに交流があるとは思わなかった。だってテイラーはキラキラ女子。Nationalの呑んだくれおじさん風のマットをリードボーカルに据えるおじさまバンド。このコラボもいい。
キャリアの多くの活動が大衆向けだったこともあって、テイラーで心が震える曲は思いつかない。それでもライブは何度か観たことがある。わりとうまかった印象があるから、この路線でミュージシャンとして活躍したらおもしろいと思う。また元カレのことを嫌みったらしく歌にしても、今度は同情できるかもしれないし。
結論:テイラー スウィフトも人間だ。