純米@大吟醸

美しいと楽しい、旅と音楽と日々のこと。

新さんの衣裳部屋:秋のとある日

 今週も『暴れん坊将軍』の徳田新之助さんは素敵なお召し物だった。

シーズン3 | 103話「この子どこの子め組の子」

daiginjo edo abarenbo kimono

 袴の緑、好きだな。

 深緑なんだけど、持ってる色鉛筆にしっくりくる色がなくて困ったわ。フェリシモの『500色の色えんぴつ』の次の回が早き来ますように〜!

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 このエピソードで着ていたのは、グレーの地に白い網の模様。規則的に丸の画も入ってるんだけど、場所によって線の幅が広かったり細かったりで細かい。この模様は何て言うんだろう?パッと見、みかんのネットを思い出したわ。

 塗る時は”深川鼠”という銀〜灰色みたいな色を使った。江戸の色という色鉛筆で。江戸時代の色をもっと知りたいのです。

 余談だけど、辰五郎が浮気を疑われるのは初めてじゃなかったと思う…。火消しのお頭ってもてるのね。以下の男衆は余ってる感満載なのにw

シーズン3 | 107話「誇り高き父!」

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 この回はおおっとなった。

 新さん、ピンク。しかも派手すぎず地味すぎないしっとりとしたピンク。それに濃い灰色の袴を合わせていて素敵だった。感動してたら徳利描くの忘れた。というか、昼からよく飲むよね、江戸時代の人は。

 私は男性の袴のパカーンと開いたサイドが好きです。これ、何なのでしょう?見られることを考えて履いてるなんてグッときます。

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 あと、このトップスの模様はたぶん魚や亀が泳ぐ池?最初、なんだろうなと凝視したらヒレみたいな物を把握。その後、浮かぶ亀のような物をみつけて池だなと。こういう「えっ」となるふざけた(失礼)模様を上様が着ているのがいいのです。この時は天下の風来坊だけど。

シーズン3 | 今週のその他

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 いろいろあった。

上左:上様ルックがトップス→目が覚めるような青緑?緑青ろくしょう?だった。こういう色は当時どうやって染めたんだろう。ボトムスは白地に金の模様でド派手だった。上様、木綿の服を着てたと歴史で聞いた気がするけど、どこをどうみても絹だった。

下左:シックなトップスなんだけど、袖の下地?が切りっぱなしの加工でかっこよかった。ダメージドのデニムみたい。中目黒で売ってそうな処理に驚いて映像を止めて観てしまった。

上右:お上品な紺、紫、灰色の間みたいな色の滑らかな生地に、たぶん鶴が描かれていた。時にそれはつがいになっていて、イメージは何だか始祖鳥w またはおもしろフィギュアのシャウティングチキン。全体的にはすごく大人っぽいのに最終的に笑って終わることになる。

下中:コスモを感じる線のデザインがあったかと思えば、他は無地に紅葉や聞くっぽい伝統的な柄。これを組み合わせて一枚の着物にするのがかっこいいなと思った。この刺繍したいな。

下右:これはすっごくお茶目だと思った。葡萄のような柄が青、赤、緑、黄色と異なる色で刺繍されてる。周りのツブツブも同じく刺繍。新さんのお着物はいつもお高そうです。

今週はこんな感じ。

あと頭と半次郎の不在時に新さんが屋根の上に登るシーンがあった。その時はもちろんあの法被姿。煙と熱そうな描写で下半身が見えなかったのが残念。というか、屋根の上も結構な火。大丈夫なのかな〜。