純米@大吟醸

美しいと楽しい、旅と音楽と日々のこと。

86:ナイアガラ オン ザ レイクの思い出

  • そこにIHOPがあるから
  • カジノとかわいい街並み
  • ワイナリー

 旅行をする前にガイドブックを見て下調べを入念に……なんてことをあまりしない私が、ナイアガラに行ってもいいなと思った主たる理由。ひとつは同行人が行きたがったから。そして、もうひとつは、

 アイホップ(IHOP)があるから。

 International House of PancakesでIHOP。パンケーキ系の朝食を一日中食べられるアメリカのファミレスで、普通に朝はもちろんライブ終わりにも行っていた。カナダにだっておいしいパンケーキ屋さんくらいある。それらを差し置いて、このファミレスに選んでしまう理由は、一度行けばわかるはず。

 そんなIHOPがあるナイアガラ周辺の街。ナイアガラの滝は想像するより大自然の中にあってアクセスが良くないのだけど、こんな僻地まで来させたからには帰さないわよとでも言いたげなのがいい。何気に楽しめる要素がそろっている。

 たとえばカジノ。誰がやってるかは知らないけど、そのせいか街も小さいラスベガス風にギラギラしてた。写真に写ってるデイリークイーンのアイス、懐かしいな。観光地よろしくマダム タッソーの蝋人形館もあった。そういえば、どこの街の蝋人形館にも一度も入ったことがない。

 ナイアガラ オン ザ レイク市もいい。ワイナリーがあるこの街はお酒好きなら絶対に日程に入れるだろうけど、そうでない人も行った方がいい。私はこの辺で作られているアイスワインを結構買った。友達も結構買った。ふたりともお酒は好きだけど、甘いお酒はそれほど好きではない。それなのに、買ったアイスワインをほとんどをカナダにいる間に空けてしまった。だって、ボトルが小さいから。

 カナダはとても広大な国。「ちょっと近郊まで」と思っても結構な距離がある。ナイアガラの滝からナイアガラ オン ザ レイクもなかなか遠いし、ワイナリーからワイナリーまでなんてさらに遠いんだけど、タクシーで行くしかなかった。せめて観光用のコミュニティバスみたいな移動手段があるといいのだけど。

 ワインの他にも、観光客の目を楽しませるお店はたくさんある。オンタリオだからイギリス調なのかな?モントリオールとはずいぶん違う、かわいらしい街並みだった。この時にはまだ「インスタ映え」なんて言葉はなかったけど、どこを見ても映える感じ。私は行ってよかった。

 カナダ国内を旅すると、カナダ人の素朴で朗らかなところに癒される。この街でもそうだった。観光業が主力の産業だから、しっかりウェルカムしてくれるのがうれしい。大自然に、多様な文化にと見るところはいっぱい。カナダにはこの先、まだまだ行こうと思ってる。

今日の場所は、Google My Map 大吟醸トラベル の86番。