108:浅草雷門の思い出
- 十九歳
- 雷門
- エルベシャプリエ
この写真の私はたぶん十九歳になりたてだと思う。大学一年生。 無駄に白黒写真を撮りたい時期ってあるよね。
浅草で撮った写真のはずなのに、雷門の提灯をくぐって門の中に入った場所から撮っている。なんで、いかにもなあの位置から撮らなかったのか理由がわからない。
浅草に行くのは好き。コロナの今はもちろん行ってないけど普通に観光的に行くのも好きだし、仕事のお客さんがいたころはよく行って、ついでに浅草から浅草橋に出てあさだでお蕎麦を食べてたりしていた。その後、私は江戸時代の文化に興味をもつようになったから、落ち着いたらもっとじっくり歩いてみたいと思ってる。早くコロナが落ち着きますように。
この写真を載せようと思ったのは、私が肩にかけているエルベ シャプリエのバッグが懐かしかったから。代官山の駅前にあったお店で買って、サイズ違いをいくつか持ってたと思う。フランスのナイロンのトートバッグで、荷物が多い学生にはちょうどいい大きさだった。当時、学校にはなんと分厚い辞書を持って行く時もあったから。
その懐かしのバッグは数年前から再び見られるようになった。気づいたのは、百貨店にお店が入ってるのを見つけた時。驚いて、さらに久しぶりに買ってもいいかもなんて思ってお店に入ったらもっと驚いた。
高い。
定番のトートが二万円くらいした!こんなに高かった?いやいや、絶対違う。十九歳の私が二万円も出して、ナイロンバッグを買うとは思えない。結構な値上げをしたのかな?
そう思って買うのをやめた。歳と共に荷物が減り、今では財布すらミニミニに変えてしまったから、こんなにたくさん入れる物がない。それにしても高かった。気づいたら値段が上がってる、ブランド物はそういうことが結構ある。
今日の場所は、Google My Map 大吟醸トラベル の108番。