純米@大吟醸

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議員選挙に関するご提案

 国会議員が逮捕された時にこの投稿を書いた。しかも公職選挙法違反。教科書に載ってる真っ当過ぎる理由で逮捕とは、痴漢で捕まるのと同じくらい恥ずかしいと思う私は間違ってるのだろうか。

 官僚さんって俗に言う高学歴で素晴らしいキャリアをもつ人達のはず。そんな人たちが小学校で覚えさせられる違反をやらかすってことはさ、逮捕されて懲役受けても、まだおいしいってことでしょ。または世の中をバカにしてるか、両方か。

 その後も、国会議員のダメダメ具合は次々と国民の知るところとなっている。とは言え、そんな人を議員にした有権者も悪い。だけど高齢化がやばくてかつ令和なのに昭和の人が占拠してる今の日本では、ふさわしい人が選ばれることは難しいと思う。選挙に行かない、無関心な気持ちは理解できる。だけど権利を放棄したら、腐れ議員の思うツボ。だから私は改善点を考えた。

議員の構成を整える

 「選挙に行こう」と聞くたびに毎回「選びたい人がいない」と思う。高齢化だから仕方ないんだけど、お年寄りにいいようになり過ぎてるよね。だから考えた。

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 そもそも465人も必要なのかという疑問は一旦置いておく。私が勉強してた時なんて500人以上いたし、減らした時点でもっと減らせると言ってるようなものだから、さらにがっつり減っていくことでしょう。

 私がしたいのは、定員の465人を世代で分けて定員を決めるのです。生産年齢の真ん中である30〜40代をリーダーに、20代は新参者として青い意見を出して、しっかり国と国民のことを考える。50代以上にはご意見番程度の存在価値で、それでも100人以上の座席を確保してあげた。

 一般企業の採用では年齢での差別はしちゃいけないことになってるけど、実際は差別はされるもの。転職サイトと同じように「若年層の長期キャリア形成のため」というお決まりの文句で逃げておけばいいと思う。これを全国に割り振って選挙してくれたら、ジジババだけでなく若い有権者も自分たちの候補に少しは興味をもつと思う。

 七十代の政治家っていります?老後を満喫して社会に還元し、棺桶に入れるお金を減らしていただきたい。

候補者の能力を正しく把握できる機会を設ける

 現状のうるさい街頭演説、観てる層が超シニアONLYっぽい政見放送、巨乳グラビアよりフォトショしまくった選挙ポスター、良いことしか書いてない候補者の公式サイト。以上、すべて自己満足。皆さんの学歴、経歴が素晴らしいことはWikipediaを見ればわかるから。

 選挙活動は自己満足ではいけない。自分はこれだけスゴイ学歴と職歴と志をもっていて、これだけのことをしてきましたと言うだけ。しかも、口にする言葉はプロライターが書いた内容。一般人が一般企業に転職する時もこういう人はいる。実際は中身空っぽ。こんな人を公人として採用したらヤバイから。

 それを防ぐために、採用試験で課題を出されたり、リファレンスが必要だったりするのは一般人でも普通のこと。だから思う。選挙活動の一環として、知識、常識、素質、一般人の認識との乖離を調べるための機会をもらいたい。

 例えばそれは、昔やってた『アメリカ横断ウルトラクイズ』みたいな物。あれは難関校やクイズ研究会の全国の高校生が知識と雑学を真剣に勝負し合う中に、アメリカの大荒野を走らされたり、泥に突っ込んだりさせられるコメディ要素を含めたものだった。あんな感じで有権者がいろいろな面から候補者を知ることができれば、書類上のすごさと本当のその人の差が少しは埋まるはず。『サバイバー』みたいなのもやってほしい。

 政治家も2世3世のお坊っちゃま達も社会を知らずに政治をやろうとしてるのがそもそもの間違い。ジャングルの代わりに一般社会に放り出してもいいかも。「乗車率200%の通勤電車に乗せてブラック企業でサバイヴ」とか。電車やバスにすら乗ったことなさそう。ロンドンではポールマッカートニーだって平気で普通のバスに乗るのに、日本のお偉いさん方は21世紀に入っても黒い高級車が大好きだから。

評価制度を設ける

 投票率50%。選挙に行く人、関心をもつ人の少なさが良くないと思う。これを普通のマーケティングに置き換えたらインプレッション、エンゲージメント、ロイヤリティな訳ですよ。50%の達成なんてやばいよ。社内の政治的なトップダウン案件だったとしても、事前にターゲット達成できないこととROIが激悪なことを数値的に承認させておかないと、自分の評価が下がってしまう。

 そういえば、国会議員の評価は誰がしているのだろう?ひとりひとりの成果をきちんと出して、公開しないとだ。個人のウェブサイトや講演会で言うのはダメ。相対的な評価が必須。国会議員の番付を作ってもいいのではないかな。有権者が選んだ人がどんな成果を出したかを把握し、その人の給与が妥当かどうかを算出することは重要だよね。割りに合わなかったら、それなりの対処が必要。査定はもちろん四半期ごとに、360度評価は当たり前。一般人と一緒にね。

遊びをもたせる

 最近は選挙の時、不要な笑いを狙う候補者が多いように感じる。親近感、庶民感を出したいんだろうけど検討違いだよ。

「好きなおにぎりの具はおかかです」

 とか(笑)そんなことは秘書に言ってください。

 選挙活動のターゲット設定や訴求の仕方はそもそもなってない。例えば先の都知事戦。全員そろって『コロナ対策』を公約にあげていた。その前は『福祉』と『子育て世代』の一辺倒。おいおい、労働人口層をどれだけないがしろにするんだって思ったわ。

 前の区議会議員選挙の時には、候補者のアピールポイントが載ってる臨時の大きな新聞のような物を隅から隅まで読んだ。そしたら全員が同じことを言っていた。候補者は差を見極めなきゃなのにどうしてほしいのだろう。

 埋もれる、焼き直し、二番煎じ。アップルが出した製品が超かっこいいから、他のメーカーもこぞって似たような物を作って、似たような戦略で売ろうとするようなもの。ネタそのものと改善に向けての切り口に独創性と創造性をもたせないとね。誰か私に選挙マーケティングさせてほしいわ。

 当選はゴールではない。酒樽割って、だるまに目を入れて、万歳三唱してる場合じゃない。その日からすべきことに対して行動してほしい。それが社会人。

終わりに

 まずは選挙ポスターの画像補正禁止から始めてみたらどうだろう。写真で自分をよく見せるなんて、ケネディ時代に新しかった戦法。フォトショが常識の今じゃ「どうせ実際はただのオジオバ」くらいにしか思われない。つまり無駄な経費。レタッチ代は安くない。プロの仕事は本当の本当にすごいから。

 どうしてもフォトショしたいなら、お菓子のパッケージみたいに

※画像はイメージです

 と素直に書く。それも嫌なら…

DNPプリントの全面バックアップの元、男前プラスと肌美プラスを全員使用するのはどうだろう。あんなに盛った写真を公的な証明書に使える時代だから、候補者だけ禁止したらフェアでないかも。

 または、こんなのも響くかも…

無修正画像

 皆、好きだもんね。

 不倫上等、浮気とセクハラ常識、夜の街、賭け麻雀に古くはノーパンしゃぶしゃぶなんでもOK!の政治家のおじさま方。パワハラ暴言、大学デビューをこじらせたであろう、いい歳して場にそぐわないファッションとメイク、アイドル崩れみたいな勘違いで百花"暴"乱してるおばさま方。民間企業でやったら、まず採用されません。

 なぜ、国会議員には私みたいにたいした学歴もキャリアもない一庶民が苦笑いする人ばかりが選ばれてしまうのだろう。皆が楽しく真剣に選挙に参加するように変わるといいなと思ってる。そんな私からの提案でした。

ハッピー プレミアムフライデー

(死語w)